食品安全情報blog過去記事

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新しい各国推定は室内空気の汚染が大きな被害をもたらしていることを示す

New country estimates show heavy toll caused by indoor air pollution
30 APRIL 2007
http://www.who.int/mediacentre/news/notes/2007/np20/en/index.html
WHOの発表した新しい推定によれば、最も被害の多い21ヶ国においては死亡の約5%が室内空気の汚染によるものである。
この初めての国毎の室内空気汚染による病気の負荷推定では固形燃料の使用による健康影響を協調している。最も影響のある国々は、アフガニスタンアンゴラ・ベニン・ブルキナファソブルンジカメルーン・チャド・コンゴ民主共和国エリトリアエチオピアマダガスカルマラウイ・マリ・モーリタニアニジェールパキスタンルワンダセネガルシエラレオネトーゴ及びウガンダである。
このうち11ヶ国で室内空気汚染による死亡が年に120万人と考えられる。世界的には固形燃料への依存が公衆衛生上の10大問題の一つである。
世界ではバイオマス(木材や糞や作物残渣)や石炭などの固形燃料を調理や暖房に使用している人々は30億人である。これらの固形燃料に由来する室内空気汚染は多くの疾患と関連し、特に子どもの喘息や成人の慢性呼吸器系疾患に関与する。
より効率の良い近代的な燃料への変換が健康被害を削減できる。