食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

ニトロフラン調査が発表された

Nitrofurans survey published
4 June 2007
http://www.defra.gov.uk/news/2007/070604a.htm
残留動物用医薬品委員会(VRC)の発表した報告書によれば輸入暖水エビ3検体からニトロフラン代謝物が検出されている。
英国国境検査所と卸売り店から集めた102検体のうち、ECの規制値1 microg/kgを超えるニトロフラン代謝物を含むものは3検体であった。汚染検体の産地はインドとタイである。
ニトロフランはEUでは食用動物の治療用に使用することは認められておらず、EU向けに輸出する動物由来食品に存在してはならない。
ニトロフランは長期摂取により人の発ガンリスク増加の可能性がある。食品中に存在する極微量のニトロフランをたまに食べることによるリスクは低く、この調査の結果は消費者の安全に懸念があるとはみなされない。
ニトロフランが検出された貨物の残りは、予防的措置として全てフードチェーンから取り除かれた。
調査結果の詳細は以下
VRC Announcement on the Results of the Brand Name Survey of Nitrofurans in Warm Water Prawns (04/06/07)
http://www.vet-residues-committee.gov.uk/reports/prawns.pdf