食品安全情報blog過去記事

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果物の皮の摂取報告書が発表された

Fruit peel consumption report published
Tuesday 19 June 2007
http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2007/jun/peel
FSAの今年初めの調査によれば、成人の5人に1人は定期的に少なくとも一種の果物の皮を食べている。
この調査は残留農薬摂取量推定の際にどれだけ皮を考慮すべきかの判断の一助とするべく行われたものである。残留農薬はしばしば果物の皮に検出されるが、ほとんどのEU加盟国では果物の皮は食べないものとみなされている。しかしながらFSAは消費者への暴露量推定に皮も考慮すべきだと考える。
2月に2011人の英国成人にインタビューを行ったところ、最も良く食べられているのはオレンジピール(9%)であった。全体の4%はオレンジピールマーマレードや焼き菓子に入っているものを食べているだけであるが、4%は直接果物の皮を食べていた。2%は他の方法又は組み合わせであった。
ほとんどの人は一種(51%)または二種類(26%)の皮しか食べない。バナナの皮とグレープフルーツの皮を食べる人のそれぞれ80および67%は週に少なくとも1-2日食べている。キウイフルーツとレモンの皮を食べる人は月に1-2日である。
FSAは予防的に、リスクアセスメントの際は人々が野菜や果物を洗わず皮をむかずに食べるという推定を行っている。PSDも同様の立場である。しかしFSAは果物や野菜を食べる前に洗ってきれいにするのは、外側についた細菌を除去するのに良い方法だと考えている。