食品安全情報blog過去記事

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化学物質リスクワークショップについてのCOT声明が発表された

COT statement on chemical risk workshop published
Monday 2 July 2007
http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2007/jul/chemrisk
食品・消費材及び環境中化学物質の毒性に関する委員会(COT)が2月に開催された化学物質リスク評価の新しいアプローチに関するワークショップについて声明を発表した。
このワークショップではデータの不確実性についてより明確にする必要があること、透明性が高く再現性のある方法を使用することの重要性について強調された。新しい方法論は慎重に検討を重ねた上で、リスク評価の改善に利益があることが明白である場合にのみ、採用されるべきである。
声明本文
STATEMENT ON THE COT WORKSHOP ON EVOLVING APPROACHES TO CHEMICAL RISK ASSESSMENT
http://www.food.gov.uk/multimedia/pdfs/cotstatementworkshop200703.pdf
ワークショップで発表された内容は
ベンチマークアプローチ
・ 確率的暴露評価モデル
・ ハザード同定における確率論的アプローチと統合確率論的リスク評価
・ 感受性解析を用いた不確実性探索
・ リスク評価における枠組みアプローチと根拠の重み付け
・ メタ解析及び疫学と毒性学的根拠の組み合わせ
それぞれについてCOTが検討を加えている。