食品安全情報blog過去記事

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ペットフード警告 米国(多州)

Pet food alert - USA (multistate)
15-SEP-2007
http://www.promedmail.org/pls/promed/f?p=2400:1001:9934238967589279573::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1010,39325
AVMAがプレスリリースで、ペットの飼い主や獣医から、複数ブランドの中国産の干し肉製品を食べたことと関連すると考えられるペットの病気についての報告があったことを発表している。症状は嘔吐・下痢・昏睡などである。死亡例はない。
患畜は主に小型犬で、食べたのはチキンジャーキーが多く、血液生化学検査では低カリウム血症と肝酵素の中程度の上昇がみられる。尿検査では糖尿と顆粒円柱がみられる。これらの症状はファンコーニ症候群を示唆する。


AVMAニュースから
中国産ジャーキーがペットの病気の原因である可能性
Jerky treats from China could be causing illness in pets http://www.avma.org/onlnews/javma/oct07/x070917a.asp
FDAは消費者からのチキンジャーキーに関する苦情を受け取っている。FDAは現在調査中である。Wal-MartはImport-Pingyang Pet Product Co. 社とShanghai Bestro Trading社の製品を棚から除去した。一部のジャーキーから低濃度(20 ppm)のメラミンが検出されている。しかし低濃度メラミンでは症状は説明できない。


AVMAからおまけ
マイクロチップについての声明
Statement on microchipping
September 13, 2007
http://www.avma.org/aa/microchip/breaking_news_070913.asp
AVMAは最近の埋め込みマイクロチップによるガンとの関係についての報道について懸念している。AVMAのスタッフはより信頼できる情報を入手してから対応する。既に多くのペットがマイクロチップを埋め込まれており、これまでチップにより誘発された腫瘍の報告は少ない。ペットの所有者はチップを外さないように。実際これまで腫瘍ができたとする報告には不備があるものがあり、使用されているのが発ガンしやすい組換え動物だったりする。


注↓この報道のことらしい
http://wiredvision.jp/news/200709/2007091322.html
(元記事にはちゃんと異物反応がおきることがあるって書いてあるのにWIREDでは無視してる)