食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

サプリメントとしてのコンドロイチン硫酸使用について

28.09.2007
http://www.bfr.bund.de/cm/208/070925_verwendung_von_chondroitinsulfat_in_nahrungsergaenzungsmitteln.pdf
コンドロイチン硫酸は関節軟骨や他の組織の天然構成成分である。経口投与用医薬品としてはドイツでは認められていない。しかしながらコンドロイチン硫酸含有製品が多数サプリメントとして販売されている。BfRサプリメントとしてのコンドロイチン硫酸使用についてリスク評価を依頼された。
食品には医薬品と違って認可は必要ない。BfRは一日800-1200mgの摂取量を基本に評価した。コンドロイチン硫酸には薬理学的に効果を示す証拠はなく、重大な被害報告もない。
データがないこと、不確実性が残ることから、予防的措置として妊娠女性や乳幼児、血液凝固抑制剤を使用している患者などは使用しないことが薦められる。コンドロイチン硫酸含有製品の表示にそのような警告と、魚アレルギーへの警告表示が必要である。