食品安全情報blog過去記事

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残留農薬:ADIと飲料水基準

26.11.2007
http://www.bfr.bund.de/cm/218/pflanzenschutzmittel_wirkstoffe_adi_werte_und_gesundheitliche_trinkwasser_leitwerte.pdf
ドイツでは農薬は認可を経ている。農薬は使用者や環境に悪影響を与えずかつ効果がなければならない。食品や飲料水中への残留は健康に影響しない量でなければならない。BfRは農薬の健康影響評価を行い、認可はBLVが行う。
各種農薬について、科学的研究から基準値が導出されている。一生涯にわたって毎日とり続けても健康に悪影響がない値であるADIはBfRが計算する。この値を元にBfRは飲料水中基準TWLも設定している。TWLは飲料水から一生涯にわたって毎日とり続けても健康に悪影響がない最大値である。そしてこのTWLを元に、連邦環境保護局UBAが飲料水中衛生基準値であるTMWを設定する。
ここに300以上の農薬についてのADIとTWLとTMWの表を提示する。この表は定期的に更新される。
TMWはTWLの値の大きさによりABCの3種類に分類されて、それぞれ1、3、10 microg/Lの値が割り振られる。
表にはWHOによるADIとBfRによるADIが掲載されている。