食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

地球警告化の危機

PERILS OF GLOBAL WARNINGS
December 10, 2007
By Jeff Stier, Esq.
http://www.acsh.org/healthissues/newsID.1646/healthissue_detail.asp
ワシントンタイムスの2007年12月8日に掲載された文章。
セサミストリートの古いDVDに「子どもにふさわしくない」という警告が表示された(理由はクッキーモンスターがパイプを吸って食べるシーンがあるから)。ダンキンドーナッツは訴訟を恐れてすべての商品に「ピーナッツを含む何らかのアレルゲンが含まれるかもしれない」と警告した(この表示はアレルギー患者には何の役にも立たない)。また人工クリスマスツリーにはごく微量の鉛が含まれるためカリフォルニアのProposition 65警告表示「この製品には発がん性又は出生時欠損を誘発する可能性のある物質が含まれる」と表示しなければならない(子どもがツリーを食べなければ問題は無い)。
政治的正しさと訴訟回避、そして微量の化学物質への恐怖があらゆるものへの警告表示として広がっている。そしてあまりにもありふれているため、警告の意味がなくなってしまっている。