食品安全情報blog過去記事

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体重を減らさないためにカロリーを数える

ニューヨークタイムスより
Counting Calories, but Not to Shed Pounds
HARRIET BROWN
December 11, 2007
http://www.nytimes.com/2007/12/11/health/views/11case.html
ライターであるハリエット・ブラウンの16才の娘キティは現在拒食症の回復期で、その体重を減らさないためにカロリーの高いアイスクリームを選ぶというシーンから始まるエッセイ。
摂食障害の治療には正常な食生活が必要で、脂肪恐怖症の米国で罪深い食品とされるアイスクリームやポテトチップやクリームチーズなども食べなければならない。
ハリエットは食べ物を「良い食べ物(セロリやニンジン、カロリーのないソーダ)」と「悪い食べ物(クッキー、パスタ、脂肪の入ったもの全て)」に二分する家庭文化の中で育った。その結果家族のほとんどの女性がダイエットと過食を繰り返す、体重に関して苦闘することになった。キティが拒食症になって、良い食品も悪い食品もないということがわかった。全ての食べ物に食生活の一部としての意味があるのだ。
この教訓は食品中の脂肪が、罪深い不健康な悪魔のようなものと見なされている今の状況ではあまり一般的ではない。この傾向に逆らうと変わり者扱いされる。


(食べ物にこだわるあまり普通の食生活が困難になるという事例。「脂肪」に対する警告は米国ではよく見られる。その割に痩せないで病気になるヒトを増やしてる?)