食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

原因不明の死亡、トリ 米国:(NY)毒

Undiagnosed deaths, avian - USA: (NY) poison
06-JAN-2008
http://www.promedmail.org/pls/promed/f?p=2400:1001:15970594771992953747::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1000,40781
[1]コーネル大学のプレスリリースより
スタテン島の集合住宅群近傍から採取した3羽の鳥(クロムクドリモドキQuiscalus quiscula)をニューヨーク州立動物健康診断センター解剖病理に送った。外見上健康状態は良く大きな怪我もない。砂嚢にトウモロコシなどが入っていて、キャピラリーGC/MSで胃内容物抽出物を分析したところ4-アミノピラジン(商品名Avitrol(R))を検出した。4-アミノピラジンは殺鳥薬で、通常砕いたトウモロコシに混ぜて使う。殺鳥薬中毒の症状は、食べてから12分以内に苦しそうな発声、筋の制御不全、飛べない・歩けないなどである。30-90分で鳥は死ぬ。ニューヨークではこの製品の使用は禁止されている。
[2]
2007年12月にGreat Kills と Eltingvilleで数十羽の鳥が死んでいるのが見つかった。死因は8年前に使用禁止となった薬物によるものである。
[3]
誰が殺したのか?
州の環境保護局が調査を開始した。鳥が群れてうるさいのを嫌った人が犯人と噂されている。