食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

[]GMSCFCAHの2007年12月19-20日の会合の要約

SCFCAH - Genetically Modified Food and Feed and Environmental Risk Summary record of the meeting on 19-20 December 2007
01-02-2008
http://ec.europa.eu/food/committees/regulatory/scfcah/modif_genet/sum_20122007_en.pdf
・中国からのBt63米混入についての情報更新
中国当局から10月にレファレンス検体と方法が提出されたが、地域参照試験所として満足できるものではないと考えられた。さらにヨーロッパに輸入された食品中に新たにBt63米の混入事例が報告された。Kyprianou コミッショナーは公式に中国当局にこの問題について質問した。同時に次回常設委員会において問題の米製品に対する緊急対策を提案することを示唆した。
・未承認LLライス601製品に対する緊急規則を改定する提案
米国米企業と米国当局がEUに輸出される米のコントロールについて異なる対応方法を提示した。特に企業側は生産チェーンの全ての段階でLLライスが存在しないことを何度かチェックするとした。改定案は輸入時の公的検査義務を解除するもので、加盟国は独自の判断により検査を続けることはできる。
この案は産生295、棄権38で可決された。
GMフリー又は類似の表示について
GMフリー表示に関して各国の事例を報告している。
あらゆる段階でGMフリーであることが要求される厳しい基準のある国では、実質的にGMフリー食品は存在しない。また0.9%の閾値を認めて任意に表示できる場合には、市場で広く流通している。「GMフリー」の定義が明確ではなく消費者を誤解させるためGMフリー表示規制のない国もある。