食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

オーストラリア副作用報告2008年2月号

Australian Adverse Drug Reactions Bulletin Volume 27, Number 1, February 2008
http://www.tga.gov.au/adr/aadrb/aadr0802.htm
グルコサミンとワルファリンの相互作用
TGAはワルファリンとグルコサミンの相互作用を示唆する報告を12件受け取っている。ほとんどの症例で、ワルファリンにより安定していたINRがグルコサミンを取り始めて変化している。多くの場合グルコサミンを4-20日後に変化が起こっている。多くの場合INRの変化は症状としては自覚されないが一人の患者では前房出血が起こり、別の一人では喀血と点状出血がみられた。グルコサミンがワルファリンの作用を増強するという報告は他にもあるがメカニズムは不明である。
ワルファリンを使用している患者は補完代替医薬品やハーブ治療薬も含めて、相互作用の可能性について検討すべきである。