食品安全情報blog過去記事

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FVO視察報告書

20-02-2008

IN India - Contaminants - pentachlorophenol (PCP) and dioxins in guar gum
http://ec.europa.eu/food/fvo/ir_search_en.cfm?stype=insp_nbr&showResults=Y&REP_INSPECTION_REF=7619/2007
FVOが2007年10月5-11日にインドで行った視察の報告。この任務はインドからヨーロッパに輸出されたグアガムにダイオキシンPCPが高濃度見つかったことから緊急に行われた。
インドではPCPのナトリウム塩であるSPCPは入手が容易である。この物質は工業用グレードのグアガム生産に広く使われており、任務が行われている期間においても工業用に市販されていた。当局や製造業者はそれの使用を認めていない。工業用グアガムにこの物質が意図的にか事故により混入されて、食品グレードとして販売されたか、あるいは工業用と食用が交差汚染したことが原因と結論した。
インド当局は調査の結果、一般的な汚染はないが低レベルのPCPダイオキシン汚染はあると結論した。インド当局の調査はヨーロッパに輸出された製品の汚染源を突き止めるものではなかった。そのため問題のロットの汚染源は同定されていない。
訪問した企業では抜き取り調査など独自に相当量の対応策がとられていた。グア豆の一次加工や貯蔵条件は衛生的ではなかった。インドではヨーロッパへの輸出企業の登録制度はなく、HACCPや鑑査などもない。
訪問した公的分析のための検査機関では、ダイオキシンの分析法は不適切であった。PCPの分析は適切であった。
全体の結論として、汚染事故の原因究明に十分な証拠はなく、インド当局の調査も結論を下すには不適切である。グアガム産業でのSPCPの使用状況や各社が主に自主管理を行っていることから、汚染が再びおこらないとは言えない。
この報告書ではインド当局に欠陥を補うためのたくさんの助言を行っている。
(付録にインドからの回答文書も添付されている)

  • インドネシア 生きた動物や動物製品の動物用医薬品を含む残留物質や汚染物質

ID Indonesia - Control of residues and contaminants in live animals and animal products, including controls on veterinary medicinal products
http://ec.europa.eu/food/fvo/ir_search_en.cfm?stype=insp_nbr&showResults=Y&REP_INSPECTION_REF=2007/7503

GN Guinea - Fishery Products
http://ec.europa.eu/food/fvo/ir_search_en.cfm?stype=insp_nbr&showResults=Y&REP_INSPECTION_REF=8175/2006

AZ Azerbaijan - Fishery products
http://ec.europa.eu/food/fvo/ir_search_en.cfm?stype=insp_nbr&showResults=Y&REP_INSPECTION_REF=2008/7308

GA Gabon - Fishery products
http://ec.europa.eu/food/fvo/ir_search_en.cfm?stype=insp_nbr&showResults=Y&REP_INSPECTION_REF=7297/2007

VN Viet Nam - Fishery products and live bivalve molluscs
http://ec.europa.eu/food/fvo/ir_search_en.cfm?stype=insp_nbr&showResults=Y&REP_INSPECTION_REF=7291/2007