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シドニー大学の研究者らはカバと肝傷害をつなげる新しい根拠を発見

University of Sydney researchers find new evidence linking kava to liver damage
22-Feb-2008
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2008-02/wjog-uo022208.php
近年カバによる肝臓への重大な悪影響についての懸念からFDAやTGAなどの規制機関がカバの販売禁止や制限を行っている。
カバはもともとフィジーで飲料として使用されていた。World Journal of Gastroenterologyの1月28日号にシドニー大学のRamzan教授らが発表した論文によれば、カバラクトンの一つであるカバインが肝臓の血管を狭くしたり細胞の列を収縮させることを見いだした。さらにカバインは免疫系の一部である外来抗原破壊作用のある細胞に悪影響を及ぼす。
Fu S, Korkmaz E, Braet F, Ngo Q, Ramzan I. Influence of kavain on hepatic ultrastructure. World J Gastroenterol 2008 January 28; 14(4): 541-546
(中国の雑誌、プロモーション活動の一環としてプレスリリースしているようだ。それほど信頼性は高くないだろうが参考まで。)