読売新聞から
中国鋼材３０ｔからコバルト６０、伊警察が押収
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080302-OYT1T00063.htm
（略）
問題の鋼材は昨年５月、同国北部の商業港ラスペッツィアに陸揚げされたもので、イタリアの鋳物工場が中国の大手製鉄所から輸入した鋼材の一部。
（略）
コバルト６０は人工的に造られた放射性物質で、半減期は５・２７年。ガンマ線源として用いられ、がん治療など医療用のほか、工業用としても広く使われている。
英語圏のニュースソースがみあたらないのでイタリアのニュースから
http://www.corriere.it/cronache/08_marzo_01/acciaio_radioattivo_0270a976-e798-11dc-9342-0003ba99c667.shtml
オーファンソースだと考えられると言っているので、放射能はそれほど高くないと思われる。
オーファンソースとは何かというと、例えば以下のような報告書がある。
放射性物質及び放射線の関係する事故・トラブルについて
平成14年4月
原子力安全委員会
http://www.kokai-gen.org/information/7_ho-tra.html
3.身元不明線源(オーファン・ソース)の混入
スチールとコバルト60の密封線源は似ているのでこの手の事故は結構あるらしい
日本アイソトープ協会の線源カタログ
コバルト-60線源
http://www.jrias.or.jp/index.cfm/6,902,110,151,html
中国だけに限ったことではなく、日本でも結構行方不明になっている。
だからこそこんなポスターが作られている。
放射性物質を見つけたら直ちに連絡してください
http://www.scc.kyushu-u.ac.jp/RI/pamphlet.pdf
