A Decade of Children’s Environmental Health Research: Highlights from EPA’s Science to Achieve Results Program
March 5th, 2008
http://es.epa.gov/ncer/publications/research_results_synthesis/
1997年に発表された大統領命令により、1億2700万ドルが子どもの環境健康研究に出資された。この命令は連邦政府機関に対し、子どものリスクを評価するのに高い優先順位をつけることを要求したもので、EPAは「成果を出すための科学Science to Achieve Results (STAR)」計画により60件以上の研究費助成を行った。この助成金により100以上の研究プロジェクトが行われ、1000以上の科学論文を生み出した。
この研究の主な知見には以下のようなものがある：
・ 人々の殺虫剤代謝は遺伝子型により異なり、速く代謝する人とゆっくりな人がいる。この知見は、多くの赤ちゃんが一部の殺虫剤を代謝する能力を最初の2年間は持たないため健康影響リスクが大きいため、特に妊娠中に懸念となる。
・ 南カリフォルニアの主要道路近傍に住む子どもたちに喘息のリスクが高い。
・ EPAが家庭用殺虫剤ダイアジノンとクロルピリホスの使用を禁止したことでニューヨーク市の暴露量は急速に減った。
・ 総合ペスト対策管理（IPM）は都市部での農薬とアレルゲンの引き金になるものへの暴露を減らすために効果的に使える可能性がある。
・ 子どもの環境健康研究について情報を伝えたり実行したりするには地域の協力者が重要な役割を果たす。
報告書本文
A Decade of Children’s Environmental Health Research
http://es.epa.gov/ncer/publications/research_results_synthesis/ceh_report_508.pdf
