食品安全情報blog過去記事

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その他ニュース

  • 家庭菜園の野菜は有害な場合がある

Garden vegies could be toxic
02 April 2008
ScienceAlert.com.au
http://www.sciencealert.com.au/news/20080204-17126-2.html
家庭菜園で野菜を作っている人たちは、その方が市販製品より健康的でクリーンであると信じているが、場合により家庭菜園の野菜は有害になる。
都市が拡大するにつれ、かつて果樹園や工場跡地や鉱山跡地で有害物質を土壌に残している場所に家が建っている。CRCの科学者は家庭菜園の野菜のヒ素・ 鉛・カドミウムDDTによるリスクの定量化を試みている。オーストラリア人は家庭菜園の野菜を極めて大量に食べていて、最新の調査では毎年15万トン程度の家庭菜園野菜を食べている。
野菜の有害物質含量は栽培条件や種類により多様であるが、大抵の場合安全範囲以内であった。ただし根菜では葉菜より有害物質が多い傾向があった。汚染された土壌で家庭菜園を行っている場合には、野菜を食べることよりも汚染されたダストを吸い込んだり皮膚に接触したりしてリスクが大きい可能性がある。もし家庭で大量の野菜を作る予定があるのなら、過去の土地利用について調査してどのようなリスクがあるか分析すべきである。

公正取引委員会
平成2 0 年4 月1 日
http://www.jftc.go.jp/pressrelease/08.april/080401.pdf

  • 10代の臓器の贈り物が悲劇を生んだ

Teen Organ Donor's Gift Turns Tragic
April 1, 2008
http://www.cbsnews.com/stories/2008/04/01/eveningnews/main3987994.shtml
15才のAlex Koehneは昨年突然死した。医師は髄膜炎と診断した。彼の肝臓・膵臓・腎臓が合計4人に移植された。その後Alexの死因は髄膜炎ではなく非常に希な増殖の早いリンパ腫であったことがわかった。直ちに移植した臓器は摘出されたが、既にがんは広がっており、移植された2人が死んだ。腎臓を移植された二人は生存しているが腎臓を摘出して化学療法中である。
(米国)

  • 英国で初めてヒトと動物のハイブリッド胚が作られた

Scientists create Britain's first hybrid embryos
2 April 2008
http://www.independent.co.uk/news/science/scientists-create-britains-first-hybrid-embryos-803532.html
ウシの卵の核を除去してヒトの核を入れた99.9%ヒトで0.1%ウシのハイブリッド
カトリック教会はそのような研究はとんでもないことだと強く反対している。