食品安全情報blog過去記事

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ミルク濾液

Milk permeate
April 2008
http://www.foodstandards.gov.au/newsroom/factsheets/factsheets2008/milkpermeateapril2003903.cfm
牛乳は地域や季節により脂肪や蛋白質含量が違う。食品基準ではミルクの成分を足したり引いたりして一定の成分の製品を作ることができる。この成分調整技術には膜による分離技術が含まれ、この時ミルク濾液として乳糖やビタミンやミネラルが含まれる画分が作られる。コーデックスではミルク濾液を「限外濾過によりミルクから乳蛋白質と脂肪を除いたもの」と定義している。
成分調整乳は国のミルク基準に合致していなければならない。例えば、全乳には脂肪32g/kg、蛋白質30g/kgが含まれなければならず、スキムミルクは脂肪最大1.5g/kg、蛋白質最小30g/kgとなっている。


注:ミルクにミルク濾液を入れて消費者を誤魔化しているとの報道があったため
Creamed off by milk companies
http://www.smh.com.au/news/national/creamed-off-by-milk-companies/2008/04/12/1207856909188.html
ミルクは成分が厳格に規定されているため成分調整が行われている。それを「利益追求のために水増ししている」と批判している。