食品安全情報blog過去記事

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多かれ少なかれ平等・・

More or less equal ...
Andrew Wadge
April 22nd 2008
http://www.fsascience.net/2008/04/22/more_or_less_equal
最近のTimesのAmanda Ursellの、アイスクリームや白いパンなどへの見方を再考するための記事は面白かった。
もちろん大切なことはあらゆるものを適量摂るバランスの取れた多様な食生活が良いということである。Amandaが肉やバターを食べても言いという記事を書けるということは我々がどれだけ簡単にこのことを忘れるかということでもある。
私はしばしば悪者扱いされたり無視されたりする他の食品について意見を述べたい。ジョージ・オーウェル動物農場を引用すると、全ての食べ物は平等である、しかし一部のものは他のものよりもっと平等である・・。
炭水化物
人気のあるダイエット法で悪者扱いされているが間違いである。バランスの取れた食生活では約1/3のカロリーを炭水化物から摂るべきである。
アボカドとナッツ
いずれも単価不飽和脂肪酸を含み適量を摂れば血中コレステロール濃度に良い影響がある。またアボカドは半分で一日にとるべき5単位の野菜や果物のうち1単位と数える。
油分の多い魚
我々の油分の多い魚の平均摂取量は週に約1/3切れで推奨量より少ない。一部の人々は環境影響を心配しているが持続可能な資源もたくさんある。
ベーコンサンドイッチ
読者は既に御存知のように、私はたまに週末のご馳走としてベーコンを食べるのが好きである。また最近の一部の過激な報道にも関わらずバランスの取れた食生活の一環として油の少ないベーコンをしばしば食べることに何の問題もない。
これらの食品だけを擁護しているのではない。私が言いたいのは、「健康的な食事」については、基本は極めて単純なことなのにしばしば大きな誤解があるということである。大切なのは食生活全体であって、適量を食べるのならいろいろな食品を楽しむことができる。



Times Onlineの記事
5つの「悪い」食品はあなたにとって良いこともある
Five 'bad' foods that can be good for you
April 10, 2008
Amanda Ursell
http://www.timesonline.co.uk/tol/life_and_style/food_and_drink/article3722576.ece
肉とアイスクリームとケバブの驚くべき真実:栄養学者はそれらがあなたが思っているより良いと言っている
いわゆる「悪い」食べ物とされている肉・アイスクリーム・白いパン・バター・ケバブについてそれほど悪いものではないというような内容の記事。


動物農場では「すべての動物は平等である。しかし、ある動物は、ほかのものよりも、もっと平等である。」
オーウェルを読めば含蓄がわかるかも?