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チキンの表示の真の意味は?
What Does The Label On Your Chicken Really Mean?
ScienceDaily (May 12, 2008)
http://www.sciencedaily.com/releases/2008/05/080512145154.htm
近頃のチキンを購入することは昔とは違う。「100%ナチュラル」「オーガニック」「穀物で育てた」「放し飼い」などのような表示があって、多くの消費者は自分が買っているものが本当は何なのかわからない。
USDAによれば「100%ナチュラル」というのはチキンが保存料などの合成物質を含まないという意味であるが、専門家は検査されているわけでもなく保証はない、と警告する。表示が真実であかどうかはわからない。
「オーガニック」と表示されているチキンには基準を満たす必要がありホルモンや抗生物質などの検査も行われているが、これらの合成物質が消費者にとって本当に害があるのだろうか?USDAはオーガニック製品が普通の製品より安全性や栄養価で優れているという主張はしていない。さらに「穀物で育てた」という表示は、動物副産物を与えていないという意味であるが、「100%ナチュラル」や「放し飼い」同様外部によるモニタリングは行われていない。
このような表示の中で最も混乱させられるものは「放し飼い」であろう。放し飼いの鶏は脂肪分が少ないとみなされているが、消費者を騙すものである可能性がある。放し飼いという言葉は鶏が生涯にわたって解放区間で育てられたことを意味せず、一時期だけ外に出されたことがあるという意味のこともある。
ではそういうチキンを買ったらいいのか?もし健康的な食事をしたいなら脂肪を取り除くことが重要で、抗生物質やホルモンについてはまだ結論は出ていない。