食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

その他

CSPIはFDAに行動上の問題と関連する合成色素の禁止を要請
CSPI Urges FDA to Ban Artificial Food Dyes Linked to Behavior Problems
June 2, 2008
http://www.cspinet.org/new/200806022.html
英国の話が米国に飛び火
英国政府が6種の合成色素の廃止を提案したのだから米国も8種禁止すべきとの要求。
(英国は法による禁止は提案していない。CSPIの要求は法による禁止。)


FDAは合成色素が子どもの行動上の問題の原因だという説は否定しているが、合成色素や保存料が悪いと信じている保護者たちは禁止を要求している。米国精神医学会は米国人の子どもの3-7%がADHDで、男の子が女の子の3倍多く診断されている、ADHDのリスク要因には遺伝や妊娠中の問題、アルコールや煙草、鉛などのいくつかのものが関与しているが食事については関連があるかどうかは結論が出ていないとしている。


一方こんなニュースも
Pediatricsの6月号に発表されたCDCの研究者らによる報告では、低体重出産(2500g未満)又は早産(33週未満)の場合自閉症リスクが2倍以上。しかしこのリスクは女の子の方が高いためで男の子の場合はそれほどでもない。(自閉症そのものは男の子のほうが多い)
Birth Weight and Gestational Age Characteristics of Children With Autism, Including a Comparison With Other Developmental Disabilities
Diana Schendel, PhD and Tanya Karapurkar Bhasin, MPH
PEDIATRICS Vol. 121 No. 6 June 2008, pp. 1155-1164 (doi:10.1542/peds.2007-1049)