食品安全情報blog過去記事

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ニューヨーク市のレストランは来月までにトランス脂肪フリーになる

DOHMH
NEW YORK CITY RESTAURANTS TO BE TRANS FAT-FREE BY NEXT MONTH
June 16, 2008
http://www.nyc.gov/html/doh/html/pr2008/pr041-08.shtml
2008年7月1日から、トランス脂肪規制の第二期が発効する
より健康的な油脂への変更はトランス脂肪だけでなく飽和脂肪も減る
後1-2週間で、ニューヨーク市のレストランは提供している食品から人工トランス脂肪を削減する仕事を完了する。全てのメニューから人工トランス脂肪を排除するニューヨーク市のトランス脂肪規制最終段階が7月1日から発効する。昨年初めて履行されたときは新しい基準はフライ油とスプレッドにのみ適用された。今度は焼いた製品や冷凍食品やカノーリ(お菓子の名前)やドーナツにも適用される。密封パックのキャンディやクラッカーなどは例外のままである。
トランス脂肪規制第1期の受容度は極めて高く、先月検査したレストランの98%以上が規制に従っていた。一部のチェーン店や食用油製造業者は消費者の健康のためトランス脂肪だけではなく飽和脂肪も減らしていた。
6月始めにトランス脂肪ヘルプセンターはニューヨーク市の全てのレストラン25000軒に人工トランス脂肪なしで焼くことについてのパンフレットを郵送した。
規制についての詳細は以下。
http://www.nyc.gov/html/doh/downloads/pdf/cardio/cardio-transfat-bro.pdf
トランス脂肪削減のための情報は以下のサイトで提供
http://www.citytech.cuny.edu/notransfatnyc/english/index_en.html
代替品としてパーム油ベースのショートニングを使っているようだ。温度による変化が大きくて扱いにくいのと風味が劣るのが欠点らしい。
揚げ物用だと硬化油は非常に安定で長持ちしたので変更後はさらに細かい注意が必要になる。