食品安全情報blog過去記事

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二酸化炭素排出量:rbSTを与えた乳牛は農業の環境影響を減らす

Carbon hoofprint: Cows supplemented with rbST reduce agriculture's environmental impact
(ウシだから足footではなくて蹄hoof)
30-Jun-2008
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2008-06/cuc-chc062608.php
組換えウシソマトトロピン(rbST)を投与された乳牛はミルクをたくさん出すので天然資源への負荷や環境影響を減らすことができる。PNASに2008年6月30日に発表された。
100万頭の乳牛にrbSTを与えない場合に比べてrbSTを与えた場合、同じ量のミルクを得るのに必要な乳牛は157,000頭少なくて済み、飼料としてトウモロコシ491,000トンと大豆158,000トン、総飼料として230万トンを節約できる。耕作地の使用としては年219,000ヘクタール節約できる。
2007年の米国の乳牛数は920万頭で、100万頭にrbSTを与えると二酸化炭素8億2,400万キログラム、メタン4,100万キログラム、一酸化窒素96,000キログラムの排出が抑制できる。


関連?
国際乳製品協会 IDFA
国際乳製品協会はオハイオの不公正な表示法を告訴
プレスリリース
INTERNATIONAL DAIRY FOODS ASSOCIATION FILES LAWSUIT TO STOP OHIO’S UNFAIR LABELING LAW
June 30, 2008
http://www.idfa.org/reg/labeling/ohio/ohio_release_0630.pdf
IDFAはオハイオ州の合成成長ホルモン処理されていない乳牛から作った乳製品という新しい乳製品表示規制について告訴する。オハイオ州の規制はオハイオ州民の正しい情報を知る権利と州間取引に影響する。
訴訟内容の詳細は以下
http://www.idfa.org/news/stories/2008/06/ohio_0630.cfm
rbSTの非使用表示についての裁判