食品安全情報blog過去記事

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薬用ではないフェンタニルの使用による死亡 多州、2005年4月から2007年3月

Nonpharmaceutical Fentanyl-Related Deaths --- Multiple States, April 2005--March 2007
MMWR July 25, 2008 / 57(29);793-796 http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/mm5729a1.htm
不法に製造され過剰使用された合成オピオイドフェンタニル(NPF)による死亡事例が1013にも上る。
NPFはヘロインの30-50倍強力なオピオイドで、2006年に不法使用による死亡例の増加が見られたためDEAがその前駆物質N-phenethyl-4-piperidoneを規制している。
医薬品としてのフェンタニルは重症及び慢性疼痛用に認可されているが誤用による死亡事故もある。ストリートドラッグとして各種類似体が販売されている。ヘロインやコカインと混合されて注射用として売られている。