食品安全情報blog過去記事

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その他ニュース

  • 日本が一般人の科学への関心を高めるために「全てのアメリカ人のための科学」を参照する

AAAS
Japan Turns to Science for All Americans to Increase Public Interest in Science
2 July 2008
http://www.aaas.org/news/releases/2008/0702japan_2061.shtml
AAASのプロジェクト2061による「全てのアメリカ人のための科学」の日本語版がウェブ公開されてから3ヶ月で、3000回以上ダウンロードされた。
日本語版は2003年に翻訳開始、この春ウェブに掲載された。
北原氏の意見が紹介されている。
(でもウェブ掲載はこれの影響もあるだろうと思う
http://sfaainjapanese.seesaa.net/

  • ヨーロッパ裁判所が健康上の懸念によるRed Bullの禁止を支持

European court backs ban on Red Bull over health concerns
Monday, 18 August 2008
http://www.belfasttelegraph.co.uk/news/health/european-court-backs-ban-on-red-bull-over-health-concerns-13944438.html
ヨーロッパの最高裁判所がフランスによるRed Bullの禁止を支持したことから、健康への懸念に関する議論が沸騰している。Red Bullは何人かの死亡事例との関連が示唆されており、専門家はカフェインなどの刺激物質を高濃度に含むことを批判している。
Bed Bullはカフェインやビタミンや糖などを含み、英国では最もよく売れているエネルギードリンクである。フランスが販売認可を拒否したことから、製造業者が欧州委員会に苦情を申し立て、ECがフランスを相手に異議申し立てを行っていた。金曜日に欧州裁判所はECの主張の主な部分を認め、健康リスクがあることを証明できない場合は禁止をやめるよう命令した。しかし裁判所はフランス政府にはRed Bullを禁止する権利があると述べた。裁判所はフランスの栄養に関する科学委員会の研究ではRed Bullには過剰量のカフェインが含まれることを見いだしていると述べた。科学委員会はタウリンやグルクロノラクトンについても懸念を挙げている。ECの科学委員会は昨年、エネルギードリンクのカフェインレベルは安全であるとしながらもタウリンやグルクロノラクトンについてはさらなる研究が必要だとしている。他の研究者がRed Bullのカフェイン含量が安全だと結論していても、フランスはフランスの専門家による判断でこの飲料を禁止する権利があると裁判所は述べた。
フランスとデンマークのみがRed Bullを禁止しているが、英国では妊娠女性には流産リスクがあると警告している。今年発効したEU規制ではカフェイン含量が高いという警告表示が必要である。

  • 水ボトルが新しい「過ち」

Water bottles are the new faux pas
August 18, 2008
http://www.theglobeandmail.com/servlet/story/RTGAM.20080818.wlbottled18/BNStory/lifeMain/home
オンタリオ州ロンドン市はカナダで初めて市庁舎でのボトル入り水販売をやめる可能性がある。安全な水道水が提供されているにも関わらずボトル入りの水を使うのはエネルギーや資源の無駄であるという意見が強くなっていた。リサイクルでも大量のエネルギーを使う。カナダのような国ではボトル入り水は全く不必要なものである。