食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

毒物によるミオグロビン尿症 ロシア

Toxic myoglobinuria - Russia: (BU)
18-AUG-2008
http://www.promedmail.org/pls/otn/f?p=2400:1001:2593764230427975::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1000,73589
Fri 15 Aug 2008のRegnum News Agencyから
Kotokel湖の魚を食べて合計16人が病気になり、12人が入院、3人が退院、1人が食品由来毒物による発作性ミオグロビン尿症で死亡した。
この病気は捕食性魚で散発的に見られる急性疾患で、原因はわかっていないが、病気の魚は人間に有害である。最初に報告されたのはGaff [Haff]湾である。魚の病気の原因は植物毒素で、魚の大量死をもたらす。この地域には緊急事態宣言が出された。

Haff病はある種の魚を食べた後でおこる説明できない横紋筋融解症で、原因となる毒素は同定されていない。横紋筋融解症は骨格筋の傷害による筋細胞の成分が循環器系に漏出する臨床症状である。1997年には米国でミシシッピ川のカンムリブダイを食べた6例が報告されている。
治療法はない。