食品安全情報blog過去記事

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科学対話

Science dialogues
Andrew Wadge
August 20th 2008
http://www.fsascience.net/2008/08/20/science_dialogues
ロンドンスクール・オブ・エコノミクス(LSE)が最近科学・技術・医学についての一般との対話における社会科学の役割に関するワークショップを開催した。我々のチームの一員であるDavid Atkins博士がFSAの社会科学に関する取り組みとその関係者やより広い一般との議論を行う際の役割について話をした。
この一般との対話に関するワークショップは社会科学の研究者とその成果や助言を利用する立場にある政策決定者やFSAと国の科学機関とが集まる価値のあるフォーラムとなった。
Atkins博士はFSAが新しく社会科学研究ユニットを作って、我々の助言をより効果的に人々に伝え行動変化を促すのに役立てていることを話した。我々は消費者の関与に関する助言委員会も作った。
このワークショップの中心課題として専門家集団間にあるコミュニケーション障壁について話題になった。自然科学の研究者のほうが社会科学研究に比べて彼らの研究の意味を伝えることが上手になっていたような気がする。
FSAでは食品の半分は自然科学の学歴を持つ。これを基本として科学的根拠に基づいた政策決定や科学コミュニケーションを行っている。社会科学研究ユニットがLSEワークショップで注目されたコミュニケーション障壁を乗り越えるために役に立つことを期待する。