食品安全情報blog過去記事

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9月2日の会合の議事録案

COT draft minutes: 2 September 2008
http://cot.food.gov.uk/pdfs/cotdraftmins2sept2008.pdf
一部抜粋
金属やその他元素に関する2006英国トータルダイエットスタディについて
24の元素の推定食事暴露量を計算したFSAの調査についての評価。
アンチモンカドミウム、銅、セレンについては安全ガイドライン値以内で毒性学的懸念はない。アルミについては最近PTWIが引き下げられたため一部の集団で超過がある。そのためアルミの摂取源や形態や生物学的利用度についてさらなる情報が必要である。
ヒ素については有機ヒ素化合物は健康上のリスクとはならないだろう、無機ヒ素については実現可能な限り低く(ALARP)すべきであるというこれまでの結論を再確認した。この結論はEFSAが意見を出した後に再評価される。
バリウムについては情報が不足しているがTDIの4倍までは毒性学的懸念はないであろう。
ビスマス、クロム、ゲルマニウムについては毒性学的懸念はない。
インジウムについてはデータがないが、優先順位は低い。
鉛は食事由来の暴露による影響はあったとしても極めて小さいが知能低下との関連に閾値が同定できないためあらゆる暴露源からの暴露を下げる努力を続けるべきである。
マンガンについては情報が不十分であるが健康上の懸念となるとする理由もない。
水銀、モリブデン、ニッケルは現状の暴露量で懸念はない。その他の元素についても特に懸念材料はないとしている。