食品安全情報blog過去記事

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土曜日が来ると

When Saturday comes
Andrew Wadge
September 30th 2008
http://www.fsascience.net/2008/09/30/when_saturday_comes
土曜日にGuardianに掲載されるBen GoldacreのBad Scienceの記事はいつも私をほっとさせる。彼は科学をわかりやすくしようと努力しているし科学への本当の関心がある。FSAにとって科学は日々の糧であるが次のステップとして一般からの参加を求めている。科学は考えや研究のオープンな批判をもとに育ち、それなしでは進歩しない。
人々が子どもに与えるのに何が安全で健康的なのか、ワクチンは接種すべきかどうかについて知りたいのはもちろん極めて真面目な問題である。だから悪い科学の間違いを暴くのは極めて意味のある活動で、そうすることで人々は食品の代わりに錠剤を買う前に考え直すようになるだろう。同時に笑わせることができればさらに良い。
だからBenにはその素晴らしい仕事を続けて欲しい。私には笑いが必要だ。


Bad science
Ben Goldacre
http://www.guardian.co.uk/science/series/badscience
Andrew が薦める記事は魚油の記事と食用色素の記事

  • Fish oil exam results fail all the tests

http://www.guardian.co.uk/commentisfree/2008/sep/27/medicalresearch
魚油サプリメントに効果はないという話。だからサプリメントを買うくらいなら美味しい食べ物を買った方がいい。

  • 添加物に関する気まぐれな決定

Arbitrary decisions on additives
http://www.guardian.co.uk/commentisfree/2008/apr/12/health.medicalresearch
食用色素の規制の話。
EFSAは禁止する根拠とはならないと判断したにも関わらず、事実を伝えず食用色素は危険だから禁止すべきだとキャンペーンを行っているメディアを批判している。
(本当はAndrewはFSAの食用色素の使用の段階的廃止には賛同していないが理事会の決定には逆らえなかったのだろうと感じていた。立場上言えないし。)