食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

NTPニュースレター

E-Factor
February 2009
http://www.niehs.nih.gov/news/newsletter/index.cfm
大豆による内分泌攪乱に関する知見を提供する研究
Study Offers Insight into Endocrine Disruption by Soy
http://www.niehs.nih.gov/news/newsletter/2009/february/soy.cfm
NIEHSの出資した研究者が、マウスの発生時期にゲニステイン投与によりDNAのメチル化に変化が生じ後に重大な健康影響を引き起こすメカニズムについての新しい根拠をEndocrinologyに報告した。この研究では新生仔に、よく知られた世代を超えた発がん性と生殖影響を持つエストロゲン様化学物質であるゲニステインやジエチルスチルベストロールを与えることにより発現が変化する新しい子宮遺伝子を同定した。
Endocrinology. 2008 Dec;149(12):5922-31. Epub 2008 Jul 31.
(ゲニステインは50 mg/kgでコーン油と一緒に皮下注射。)
エディトリアルでも言及
Endocrinology Vol. 149, No. 12 5919-5921
(普通に考えてビスフェノールAより遙かに活性も摂取量も多い大豆エストロゲンの影響の方が大きいのは当然なのだが、それでもこの用量と投与経路で豆乳が問題ありというのはどうなんだろう)