食品安全情報blog過去記事

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がん予防はみんなの努力で

Cancer prevention is a team effort
Andrew Wadge
February 26th 2009
http://www.fsascience.net/2009/02/26/cancer_prevention_is_a_team_effort
本日世界がん研究財団(WCRF)ががん予防のためにみんなでできることを示した政策報告書を発表した。
がんリスク削減のために食べる加工肉を削減することなどを提案した2007年のWCRF報告書を覚えているだろうか。しかし大事なことは、大腸がんとの関連で赤身肉や加工肉の代わりに鶏肉や魚を食べた方が良いということを示唆する根拠があっても、時々ベーコンサンドイッチを食べたからといってがんリスクが高くなるという根拠はない。
この新しい報告書から何を学べるだろうか?WCRF報告書は政府や健康関係専門家や企業にがんリスク削減のために健康的なライフスタイルを選択しやすくする環境改善に協力する方法を提示している。
この報告書は食事とがんについて協力していこうとするものでFSAはその気持ちは支持する。Eatwellのサイトに注目していて欲しい。健康的な食事やライフスタイルでがんリスクを削減するための新しいページがまもなくできる。


WCRF
がん予防政策報告書
Cancer prevention policy report
http://www.dietandcancerreport.org/
提言の中には歩道やサイクリングロードを整備する、子どもへのスナックやファストフードの広告を制限する、学校や職場に砂糖入り飲料の自動販売機をおかない、などかなり厳しいものも含まれる。