Natureニュース
Experimental design could reduce need for animal tests
30 March 2009
Lucas Laursen
http://www.nature.com/news/2009/090330/full/news.2009.209.html
環境変化を説明する方がコントロールするより良いかもしれない
研究者は実験結果の解析方法を変えることで使用動物数を減らせるかもしれない。Nature Methodsに発表された論文。複数の研究室で行われたマウスの行動研究のデータを、同じ条件であるとみなして直接比較すると、異なる実験デザインとして扱った場合に比べて、10倍も誤った結論を導き出す。これは実験室内でのケージの置き場所やノイズなどの表に出てこない実験室間で異なる調節できない環境要因が結果を台無しにしていることを示す。
Richter, S. H., Garner, J. P. & W rbel, H. Nature Methods 6, 257-261 (2009)
オレゴン大学のCrabbeらは再現性の高いマウスの行動もあれば再現するのが難しい行動もあり、いずれにせよ刺激的実験は再現実験が必要であると主張している。
（行動実験分野は再現性が低そうだしヒトへの外挿も難しそうだし・・）
