食品安全情報blog過去記事

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ザンビアでのマラリアの死亡は66%減った

Malaria deaths decline by 66% in Zambia
23 APRIL 2009
http://www.who.int/mediacentre/news/releases/2009/malaria_deaths_zambia_20090423/en/index.html
4月25日は世界マラリアデーである。ザンビアは2010年までにマラリアによる死亡を2000年に比べて50%以上減らすという目標を掲げ、それを達成した。ザンビアの努力を讃え、他国が続くよう願う。
ザンビアの成功は2006-2008年の持続的殺虫剤処理蚊帳の配布以降に特に顕著であった。
ザンビアマラリア対策強化は2003年に約50万の殺虫剤処理蚊帳の配布とアルテミシニンベースの複合治療の試験的施行から始まった。その後ザンビア保健大臣はマラリア対策強化を推進した。そして2006-2007年に子どもや妊婦のいる家庭だけではなく全ての人々に殺虫剤処理蚊帳を幅広く配布し、DDTなどの室内残留性散布を開始した。こうした対策が奏功して2006年から2008年の間にマラリアによる死亡が47%減り有病者は53%、重症の貧血の子どもの割合は68%減った。

参考
住友化学
http://www.sumitomo-chem.co.jp/csr/africa/
(農薬の功績は正しく評価されるべき。)