食品安全情報blog過去記事

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新しい研究は子どもの食習慣に与える保護者の影響は小さいことを示す

New study indicates that parents' influence on children's eating habits is small
29-May-2009
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2009-05/jhub-nsi052909.php
健康的な食習慣は家庭に始まり、保護者が何を選ぶかで子どもの行動が決まるという一般的な信念には再考が必要かもしれない。米国の家族の食事調査から、子どもと保護者の食習慣の類似性は低いことがわかった。Social Science and Medicineの2009年5月25日号に発表された。
著者らは1994年から1996年の16103人のデータを含むUSDA食事調査のデータを解析した。USDA 2005健康食生活指数(HEI)と各種変数を解析したことろ、子どもと両親の相関係数は0.26-0.29だった。エネルギー摂取量については0.14-0.29、脂肪摂取量については-0.04-0.28だった。
(親の影響って親子が同じものを食べるという意味ではないような。子どもにお菓子禁止と言いつつ自分はスイーツなんていう人は結構いる。)