食品安全情報blog過去記事

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EFSAは植物由来製品の安全性を評価するためのガイドラインを発表

EFSA publishes guidance for assessing the safety of botanicals
10 September 2009
http://www.efsa.europa.eu/EFSA/efsa_locale-1178620753812_1211902880387.htm
EFSAは食品サプリメントとして使用される植物原料やその調整品の安全性評価のためのガイドラインを発表した。
このガイドラインでは安全性評価に必要なデータを特定し、既知の情報のレベルに応じた2つの階層的アプローチを提案している。

Guidance on Safety assessment of botanicals* and botanical preparations** intended for use as ingredients in food supplements
10 September 2009
http://www.efsa.europa.eu/EFSA/efsa_locale-1178620753812_1211902880131.htm
一般論として、適切な情報が充分ある植物については安全性試験データの提出が免除される。そうでない場合にはよりしっかりした安全性試験データが必要となる。
安全上に懸念のある物質を含むことがわかっている植物については優先的に安全性評価を行うための概要リストを作った。

ESCO report: Advice on the EFSA guidance document for the safety assessment of botanicals and botanical preparations intended for use as food supplements, based on real case studies
8 September 2009
http://www.efsa.europa.eu/EFSA/efsa_locale-1178620753812_1211902876819.htm
助言委員会や科学委員会の専門家からなるEFSA Scientific Cooperation
(ESCO)ワーキンググループがガイドラインの枠組みに基づいて6つの植物製品について検討してみた。
・ ダイダイの水アルコール抽出物、シネフリンを含む
・ 乾燥緑茶抽出物 お茶として飲む場合とサプリメント成分の場合とで異なる
・ OCIMUM TENUIFLORUM L(カミメボウキ)抽出物 メチルオイゲノールの生殖毒性に注目
茴香フェンネル エストラゴールとアネソール
・ 亜麻仁 リグナンと青酸配糖体
・ 小麦ふすま