食品安全情報blog過去記事

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化学物質に関する混乱

Chemical confusion
Andrew Wadge
23 September 2009
http://blogs.food.gov.uk/roller/science/entry/chemical_confusion
1年ほど前、Neville Reedが王立化学会のウェブサイトで「100%化学物質フリー」という製品について記事を書いた。彼は100%化学物質フリーなどという製品があるかどうか聞いていた。もし彼にそのようなものを提示できたら100万ポンドを提供すると。今日まで賞金の請求はない。
FSAでは我々スタッフは化学物質の影響を考えることに日々を費やしている−化学物質は食品を構成し、食品に蓄積する。一部の化学物質は我々の健康に必須である。ビタミンや蛋白質なしではどうなるだろう?脂肪はいい例である。我々はエネルギー源として脂肪が必要であるが摂りすぎは良くない。良くないタイプの脂肪を食べることは健康上問題になる。その性質を決めるのは脂肪の化学構造である。
アルミニウムはいろいろなルートで食品に含まれる。植物が土壌から吸収し、アルミの調理器具を使えば食品に移行する。添加物にもアルミが含まれる。FSAはアルミの摂りすぎは有害影響があるためモニタリングをしている。
食品中化学物質の影響についてのFSAの仕事については、FSAの主任科学者の年次報告書をみて欲しい。
Neville Reedの記事
100% chemical free living
http://prospect.rsc.org/blogs/rsc/2008/11/06/nevillereed/100-chemical-free-living/
(日本語で「化学物質フリー」を検索すると上位に民主党のサイトが出てくるんだけど。化学物質フリー製品とか化学物質フリー住宅とか。
http://www.dpj.or.jp/news/?num=11814