食品安全情報blog過去記事

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Shari Lieberman 51才で死亡

Quackwatchから
Shari Lieberman Dead at 51
Stephen Barrett, M.D.
October 8, 2009
http://www.quackwatch.org/11Ind/lieberman.html
健康食品業界と強固に繋がった近代栄養士の最初の一人であるShari Liebermanが2009年7月に転移性乳がんで死亡した。彼女の活動を1980年代から1990年代初めまで観察していた記録。
1986年に米国栄養士会(ADA)は彼女が栄養士としての責任の2つの基準に従っていないことで譴責した。彼女はその後ADAを脱退している。1989年にはBetter Nutrition and Today's Livingという雑誌のQ & Aコーナーで不適切な助言を行ったことで非難され、1994年にADAの登録栄養士としての資格認定を取り消されている。LiebermanはADAを訴え、最終的には示談になっており、内容は不明である。
彼女の学位は学問的には極めて疑問のある「代替」校の発行したものである。 ニューヨークで各種本の執筆などを含む健康食品販売促進活動を行った。主に日々の食事からは必要な栄養素が摂れないのでサプリメントを薦める内容である。さらに各種疾患治療目的にも薦めていた。例えば喘息やアレルギーの治療のために毎日5万から10万単位のビタミンA(これは不適切)、精神的ストレスには3000-5000mgのビタミンCといった具合である。彼女の助言はしばしば実験結果の間違った解釈によるものである。
1990年代には痩身用サプリメント販売にも関わった。その商品についてはFTCが根拠がないと指摘して和解金を支払っている。他テレビや雑誌各種メディアに出演し、講演を行っていた。

(日本にも来たことあるらしい
http://www.aiset2006.jp/cat2/000024.html
いかにもな面子)