食品安全情報blog過去記事

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持続可能な開発委員会

Sustainable Development Commission (SDC)
食事の準備をする
持続可能な食事への優先要素についての政府への助言
Setting the table
Advice to Government on priority elements of sustainable diets
http://www.sd-commission.org.uk/publications/downloads/Setting_the_Table.pdf
英国の食品消費パターンのどのような変化が持続可能となりうるかどうかを検討した英国政府への報告書。しかしながら現時点ではどのようなものが「持続可能な食生活」なのかについての合意はない。
おおまかに全ての消費生活による環境影響のうち飲食が20-30%を占めると推定されている。最大の温室効果ガス排出源は農業で、特に肉及び肉製品が最大である。
食生活で最も大きな意味のある変化は肉や乳製品を食べる量を減らすことで、他に廃棄率の削減と栄養価の低い食品を減らすことである。野菜や果物や持続可能な魚を多く食べたり有機栽培をするというのは一部の分野でメリットがあっても他の分野ではデメリットがあったりする。寄与率が小さく優先順位が最も低いのは買い物の際のエネルギー削減や調理や食品貯蔵のためのエネルギーを節約することやボトル入り飲料を水道水に代えることなど。政府の取り組みは優先順位とは関係なく混乱している。