食品安全情報blog過去記事

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ビスフェノールAと食品包装

ファクトシート
Bisphenol A (BPA) and food packaging
January 2010
http://www.foodstandards.gov.au/educationalmaterial/factsheets/factsheets2010/bisphenolabpaandfood4688.cfm
FSANZは過去数年、他の政府機関や海外の食品規制機関とともに哺乳瓶や食品包装容器のプラスチックのBPAによるリスクがあるのかどうか詳細に検討してきた。我々は容器から食品への移行問題について緊密に監視を続け、ここ数年プラスチック容器に含まれる化合物が内容物に移行するという報告を数多く見つけている。
消費者製品の規制はオーストラリア自由競争消費者委員会(ACCC)の仕事であるため、FSANZはプラスチック哺乳瓶を規制することはない。しかしFSANZはACCCと協力してプラスチック容器から食品へ移行する可能性のある化学物質の安全性評価を行ってきた。我々はBPAの暴露による乳児から成人までのリスクを評価し、米国やEUの食品規制機関同様に暴露量は極めて少量で意味のある健康リスクとはならないという結論に達した。海外の製造業者による哺乳瓶へのBPA使用中止は任意の対応であり特に規制されたためではない。FSANZは規制機関のレビューや科学的研究を監視し続ける。
以下Q & A