- 40%の表面殺菌剤が腸炎を起こすウイルス除去に効果がない
EurekAlert（http://www.eurekalert.org）より
40 percent of surface disinfectants ineffective in eliminating viruses that cause gastroenteritis
17-Mar-2010
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2010-03/ul-4os031710.php
市販の表面殺菌用製品の40%ほどはノロウイルスの除去には効果がない。漂白剤ベースの製品のみが劇的に減らす。Journal of Food Protectionに発表された。
（インフルエンザ対策に買った製品ではノロウイルスには効果がないのだけれど家にあるからと使っていそう）
- インド産スパイスによる子どもの鉛暴露
PEDIATRICS (doi:10.1542/peds.2009-1396)
Pediatric Lead Exposure From Imported Indian Spices and Cultural Powders
Cristiane Gurgel Lin et al.,
子どもの鉛中毒4症例が報告され、市販のインド産スパイス(n = 86)および伝統粉末（n = 71）の鉛濃度を調べた。
>1 µg/g以上の鉛が検出された検体は86のスパイスのうち22、71の伝統粉末のうち46だった。
- ヨーロッパの食物アレルギー頻度
Prevalence and distribution of sensitization to foods in the European Community Respiratory Health Survey: a EuroPrevall analysis
http://www3.interscience.wiley.com/journal/123300003/abstract?CRETRY=1&SRETRY=0
13か国5422人の成人の血清中24食品に対するIgE抗体を調べた。何らかの食品に反応する人の割合は米国ポートランドの24.6%からアイスランドのレイキャビクの7.7%まで分布した。一部の例外を除き異なる食品の相対的頻度は全て同じだった。卵、魚、ミルクへの感砂はいずれも1%未満で、最もよく感作されているものは現在市販されているものを反映しない。
- がんリスクの遺伝子検査は臨床上有用ではない
Science NOW
Genetic Testing for Cancer Risk Not Clinically Useful
March 17
http://news.sciencemag.org/sciencenow/2010/03/genetic-testing-for-cancer-risk-.html?etoc
NCIがNEJMに発表した報告によれば、遺伝子スクリーニングによるがん発症率の予想は質問用紙による予想より良くはない。ほんの少しだけ良くてもその導入費用を考えると正当化できない。
Performance of Common Genetic Variants in Breast-Cancer Risk Models
http://content.nejm.org/cgi/content/short/362/11/986
