食品安全情報blog過去記事

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COT 2010年5月4日の会合の議事録

Committee on Toxicity of Chemicals in Food, Consumer Products and the Environment
Minutes of the meeting held on Tuesday, 4th May 2010
http://cot.food.gov.uk/pdfs/cotdraftmins4may2010.pdf
・NHANESに関して
ホライゾンスキャニングの一環として米国CDCによるNHANESのデータについて検討した。NHANESのデータは疫学研究者にとって有用なものであるが、横断データであるため因果関係の研究には向かない。またこの調査の本質的な性質により偶然による関連が見つかることは避けられないので、このデータは他の妥当な科学的根拠と一緒に検討されるべきである。
(こういうのには注意http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20100518#p15http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20100113#p3
・リスク評価の不確実性の評価と表現方法についてのワークショップ
不確実性については単純な数学モデルで対応することは不可能である。不確実性を数値化するのは誤解される可能性が高い。
・乳児の食事にグルテンを導入するタイミング(特にセリアック病とI型糖尿病発症との関連で)
健康な赤ちゃんに4-6ヶ月で離乳食を導入するのは安全でリスクとはならない。多くの赤ちゃんには6ヶ月まで母乳のみで適切な栄養を与えることができるが、一部の赤ちゃんは6ヶ月以前(しかし4ヶ月より早くはない)に母乳以外の離乳食が必要になるかもしれない。
一般的にアレルゲンとなる食品(ピーナッツ、ナッツ、豆、卵、乳、大豆、小麦など)は6ヶ月より前に与えるべきではない。
メタノールの慢性毒性
など