食品安全情報blog過去記事

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FDAは乳児への正確なビタミンD補充に注意をよびかける

FDA Cautions on Accurate Vitamin D Supplementation for Infants
June 15, 2010
http://www.fda.gov/NewsEvents/Newsroom/PressAnnouncements/ucm215150.htm
FDAは保護者に対しスポイト付きの液体ビタミンDのうちいくつかの製品に乳児に過剰投与する可能性のあるものがあると警告した。
またFDAは製造業者に対しこれらの製品に付属のスポイトは正確に明確に400IU表示すべきであると助言した。さらに乳児用製品についてはスポイトに400IU以上を入れられないようにするよう薦める。
米国小児科学会は母乳で育てられている乳児には1日400IUのビタミンDの補充を薦めている。

  • 消費者向け情報

液体ビタミンDの乳児への過剰投与リスク
Infant Overdose Risk With Liquid Vitamin D
http://www.fda.gov/ForConsumers/ConsumerUpdates/ucm214343.htm
FDAは乳児への液体ビタミンDの過剰投与リスクについて警告する。
市販の一部のスポイト付き製品は乳児に過剰量のビタミンを投与してしまう可能性がある。
ビタミンDは消化管でのカルシウムの吸収を助け丈夫な骨の発育に重要な役割を果たす。一部の乳児、特に母乳で育てられている乳児にはビタミンDの補充を勧めているが、過剰な量は吐き気や嘔吐、食欲不振、渇き、頻尿、便秘、腹痛、筋肉の衰弱、筋肉や関節痛、錯乱、疲労、腎障害などの副作用がある。
乳児には1日400IU以上を与えないように。
PDF版の方に製品の写真がある