食品安全情報blog過去記事

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論文など

Science 2 July 2010:
Vol. 329. no. 5987, pp. 18 - 19
Chronic Fatigue Syndrome:
Conflicting Papers on Hold as XMRV Frenzy Reaches New Heights
NIHとFDAの科学者がウイルスとCFSの関連を確認した論文がPNASに受理されたが、CDCの研究で全く逆の結果がRetrovirologyに投稿中で、その両方が現在保留中だという。
Natureニュース
慢性疲労に関する知見は遅らされた
Chronic fatigue findings were held back
Published online 2 July 2010
http://www.nature.com/news/2010/100702/full/news.2010.332.html
CDCの論文の方は本日オンライン発表

  • ボパール:インドはシアン化物災害の新しい調査を開始

Bhopal: India Launches New Probe of Cyanide Disaster
Science 2 July 2010: Vol. 329. no. 5987 p. 19
世界最悪の化学事故から四半世紀以上経って、インド政府はボパールの汚染地域の回復と毒性影響を調べるための研究所設立を先週発表した。
悲劇が起こったのは1984年12月3日で40トン以上のメチルイソシアネートガスがボパールのUnion Carbide Corp社の農薬工場から放出された。事故の際、3つ全ての安全性システムのスイッチが切られていた。ガスによる当日の死者は5295人、その後のシアン中毒合併症などによる死者は1万人以上とされる。
ガスの毒性は急性影響のみであることがわかっているのに新しく研究をするのは不思議である。新しい研究センターは「政治的ご都合主義」の事例であろう。これはUnion Carbideの重役に先月言い渡された判決が最大2年の拘留という軽いものだったために被害者たちが怒ったことによる。

  • ブログが役に立つとき

Nature EDITORIALS
Volume:466,Page:8
Date published:(01 July 2010)
When blogs make sense p8
ブログなど、インターネットによる研究者のアウトリーチ活動を、積極的に進めるべきだ。
doi:10.1038/466008a
http://forcast.emailalert.jp/c/adikaelWn64ciHam
既にコメントいくつかついている