- 一人っ子はそんなに孤独ではない
Only children not so lonely
Published online 16 August 2010
http://www.nature.com/news/2010/100816/full/news.2010.413.html
きょうだいがいないからといって社会的スキルが欠けることはない
一人っ子はきょうだいが多い子どもより認知機能が高い傾向があることはわかっていたが、一部の研究者らはこれが社会的スキルの弱さで相殺されていると考えていた。2004年に2万人以上の米国の幼稚園児を調べた研究で、先生が一人っ子は対人関係などのスキルが低いと評価していた。今週アトランタで開催された米国社会学学会で7-12年生の13466人を解析した結果が発表され、一人っ子ときょうだいのいる子で友人関係に差はないことが示された。2004年コホートのフォローアップ研究でも年齢が進むにつれて差が無くなることが示されている。
- グラクソスミスクラインがアンチエイジング錠剤について反撃
GlaxoSmithKline strikes back over anti-ageing pills
Published online 16 August 2010
http://www.nature.com/news/2010/100816/full/news.2010.412.html
GSKの子会社Sirtris製薬によるSIRT1活性化についての研究がJBCに発表された。
食餌制限による抗加齢作用に関与するSIRT1が、レスベラトロールにより活性化されるというSirtrisの主張は昨年Amgenの研究者などにより、蛍光プローブが使われたときしか見られないとされていた。GSKはレスベラトロールより活性の高い化合物をいくつか合成している。
今回蛍光標識無しでもSirtris の化合物がSIRT1を活性化することを示したが、活性化にはなんらかの余剰化学基が重要であることにも合意している。
Sirtris 化合物への疑惑はSirtris の共同設立者がレスベラトロールをダイエタリーサプリメントとしてインターネットで販売していることによっても増幅されている。GSKは販売については知らなかったと言っている。
（サプリとして売ったらもう薬としては終わっていると思われる）
