- ハーバードの調査結果が非公開のまま
Harvard probe kept under wraps
Published online 17 August 2010 | Nature 466, 908-909 (2010)
研究者らは著名な進化心理学者Marc Hauserの不正行為調査の知見を公表するよう求めている
先週ハーバード大学が研究室のコンピュータの押収などを行ったが、業界では3年もうわさが流れていた。彼の研究はヒト以外の霊長類でヒトの倫理や言語や数学能力の起源を探るというもので、多くの研究者が彼の仕事を参照しているためにどこが事実でどこが嘘なのか確認したがっている。一般向けの著書もある。
- HayesのSyngentaへの暴言
ScienceInsider
'I Told Ya, You Can't Stop the Rage,' UC Endocrinologist Hayes Writes to Syngenta
August 19, 2010
http://news.sciencemag.org/scienceinsider/2010/08/i-told-ya-you-cant-stop-the-rage.html?etoc
Tyrone HayesのSyngentaとのアトラジンの健康影響を巡る戦争に新たな展開。
SyngentaがHayesからの驚くべき内容の102ページに渡るメールを公開したことでHayesへの評価が変わるかもしれない。
http://www.atrazine.com/Amphibians/Combined_Large_pdf-r-opt.pdf
ScienceInsiderに対してHayesは自分の言葉遣いに気分を害したなら残念だが、それは相手が「同じようなこと」をしたのでそれへの仕返しだと言い訳している。
注
もともとHayesの学会発表は学術的というより扇動的なもので、カエルの実験から人間や環境がアトラジンで壊滅的影響を与えられているのだと主張するものだった。当然Syngentaは別の結果を発表したり反論したりする。それが気に入らないHayesは社員個人に侮辱的メールを乱発していた。（わいせつなジャーゴンがちりばめられていて何と表現したものか）
だから↓のような彼の言い分はそのまま信じられない。
http://www.nikkei-science.com/topics/bn1007_3.html
環境保護を訴える市民派を称する人達が暴力的で、まともな事業をやっている企業がそれに潰されることだってある。
