食品安全情報blog過去記事

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その他ニュース

  • 公立学校から砂糖入り飲料を追い出す

State may ban sugary drinks from public schools
September 21, 2010
http://www.orlandosentinel.com/news/education/os-soda-in-florida-schools-092210-20100921,0,4033090.story
フロリダの教育委員会が公立学校から砂糖入り飲料を追い出す計画を進めることに合意した。学校で提供できるのは水と100%ジュースと低脂肪ミルクのみ。高校生にはダイエットコーラやその他の低カロリー飲料を売っても良い。
肥満対策のため。

  • ネスレが新しい食品科学研究所を作る

ScienceInsider
Nestlé Announces New Food Science Institute
27 September 2010
http://news.sciencemag.org/scienceinsider/2010/09/nestle-announces-new-food-science.html?etoc
疾患予防における食品の役割について研究するためのNestlé Institute of Health Sciencesを作ると発表した。
いわゆる機能性食品や栄養補助食品(ニュートラシューティカル)は数十億円規模の市場になっているが、ネスレはさらに進んで消費者に「パーソナライズドヘルスサイエンスニュートリション」を提供すると言う。ただしネスレの代表者はそれが実際に有効かどうかについてははっきりしなかった。健康食品についての重要な問題は科学的に証明するのが非常に困難であるということである。現在企業の数千もの健康強調表示を審査しているEFSAはそのほとんどを却下しており、企業はそれらの文言を宣伝や表示に使えなくなるであろう。ネスレのCEO Paul Bulckeは、ネスレの商品がそうならないためにどうするのかという質問には答えなかった。

S-26 Soy Products
Wyeth Nutrition’s Response to Greenpeace testing of S-26 Soy product
September 27, 2010
https://www.wyethnutrition.com.au/$1$S-26_Soy_GMO_Statement.html?menu_id=8&menu_item_id=23
グリーンピースとチャンネル7がS-26大豆製品を検査し痕跡量のGMOが検出されたと主張している。検査したうちのたった一つに0.1%以下のGMOが検出されている。これはオーストラリア食品基準の1%という基準より遙かに低い。
S-26などの大豆製品は牛乳アレルギーなどのために牛乳を避ける必要のある乳児向けの製品で、重要な代用品である。Wyeth Nutritionは2001年以降非GM成分のみを使うという厳密なポリシーを採用している。大豆やトウモロコシの供給業者にはPCR検査などの証明を求めている。
GMでない作物にGMが微量混入するのは栽培から輸送までの各段階での非意図的混入によるもので、このため多くの国ではGMO含有表示の必要のないレベルを定めている。FSANZの規定は1%で、Wyethはこの基準は満たしている。
Wyethはグリーンピースとは長いつきあいでグリーンピースによるノンGMOショッピングガイドにも掲載されている。Wyethは問題の検査結果のコピーを要請しており、情報が入手できたら詳細を検討する。
Wyeth Australia Pty Ltdはファイザーのグループ企業である。