食品安全情報blog過去記事

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EurekAlert(http://www.eurekalert.org)より

  • 妊娠中の飲酒の影響についての新しいデータを提示する2つの研究

2 studies present new data on effects of alcohol during pregnancy
15-Oct-2010
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2010-10/bumc-tsp101510.php
妊娠中に飲酒量が多いと胎児に重大な有害影響があるというデータは増え続けているが、たまに、あるいは軽い飲酒ではほとんど影響は無いという論文が最近出されている。さらにこれらの研究は母親の社会経済学的地位や教育レベルやその他のライフスタイル要因が胎児や子どもの健康に大きな影響を与える可能性を示唆している。
論文の1つは英国の大規模集団ベースの観察研究で、もう一つは西オーストラリアでの出産前のアルコール暴露と出生児欠損についての研究である。いずれも少量飲酒では有害影響は検出されなかった。
全体として、妊娠中の飲酒は薦めてはならないが、たまに飲んだからといって有害影響があるという証拠はほとんどない。しかしながら大量飲酒は胎児の重大な発育上の問題と関連する。

  • 正しい食事が記憶を助け病気から守る

Right foods aid memory and protect against disease
15-Oct-2010
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2010-10/lu-rfa101510.php
44人の健康な、過体重の50-75才のボランティアに4週間炎症抑制作用があると思われる食生活をしてもらった。試験食は抗酸化物質が多い・GIが低い・オメガ3脂肪酸が多い・全粒穀物・プロバイオティクス・食物繊維が多いものからなる。その結果コレステロールや炎症マーカーが低下し認知機能が改善した。単一食品ではなく多数食品の影響を調べた初めての研究。(論文ではなく発表)