食品安全情報blog過去記事

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NOAA と FDAは湾シーフードの分散剤検査を発表

NOAA and FDA announce chemical test for dispersant in Gulf seafood
October 29, 2010
http://www.fda.gov/NewsEvents/Newsroom/PressAnnouncements/ucm231653.htm
全ての検体は安全閾値以下。
NOAA と FDAはDeepwater Horizon-BP重油流出事故で使用された分散剤の魚やカキ、カニ、エビでの化学検査を開発して使用している。分散剤に使用された化学物質が痕跡程度に検出されるのは普通である。
新しい2番目の検査では1735のサンプルを検査しそうちわずか(1735件中13)のみから痕跡程度の残留分散剤を検出し、それらの濃度は安全閾値(魚で100 ppm、エビ、カニ、カキで500 ppm)より十分低かった。
新しい検査で検出されるのはジオクチルスルホコハク酸ナトリウム(DOSS)で、分散剤の主要成分であるが各種家庭用製品やOTC医薬品にも低濃度使用が認められている。DOSSは魚に蓄積することはない。