食品安全情報blog過去記事

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FDAはカフェイン入りアルコール飲料の販売業者に警告文書を送付

FDA Warning Letters issued to four makers of caffeinated alcoholic beverages
Nov. 17, 2010
http://www.fda.gov/NewsEvents/Newsroom/PressAnnouncements/ucm234109.htm
これらの飲料は公衆衛生上の懸念となる
アルコール麦芽飲料に添加されたカフェインは「安全でない食品添加物」であり連邦法により製品の押収などのさらなる対応が行われる可能性がある
警告した4社とその製品は
・Charge Beverages Corp.: Core High Gravity HG, Core High Gravity HG Orangeおよび Lemon Lime Core Spiked
・New Century Brewing Co., LLC: Moonshot
・Phusion Projects, LLC (Drink Four Brewing Co.として事業を行っている): Four Loko
・United Brands Company Inc.: Joose と Max
FDAはカフェインとアルコールの同時摂取についての科学文献を吟味し、毒性学や神経薬理学、救急医療、疫学などの専門家と相談し、製造業者から寄せられた情報をレビューした。またFDAによる独自の製品検査も行った。
アルコール飲料にカフェインを加えることが「一般的に安全と認識される(GRAS)」と言う主張を支持する根拠は見つけられなかった。一方アルコールとカフェインの同時摂取が公衆衛生上の懸念となる根拠はあった。
専門家はカフェインが飲酒の酔いを自覚するいくつかの感覚をマスクする可能性について懸念を表明した。ピアレビューのある研究ではカフェイン入りアルコール飲料摂取とリスクの高い、命に関わる行動との関連を示唆している。
FDAは警告文書でこれらの製品は連邦食品医薬品化粧品法違反であるとし、企業に15日以内に対応を要求している。

Caffeinated Alcoholic Beverages
November 17, 2010
http://www.fda.gov/Food/FoodIngredientsPackaging/ucm190366.htm
FDAはアルコール麦芽飲料にカフェインを添加して販売している4社に、カフェインは「安全でない食品添加物」であり連邦法により製品の押収などのさらなる対応が行われる可能性があるという警告文書を送った。
各社の製品の写真が掲載されている