食品安全情報blog過去記事

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英国人は食品安全上のリスクをあまり気にしていない

Brits not fazed by food safety risks
Wednesday 17 November 2010
http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2010/nov/eurobarometer
新しいヨーロッパ食品調査の結果、英国人は他の欧州諸国より食品安全上のリスクについてより慎重であることがわかった。EFSAが行ったこの調査ではEU全域の27000人の消費者に食品リスクに関連する質問をした。農薬や食中毒や肉のホルモンなどについてどれだけ心配しているかを尋ねた。英国の回答者は他の国より全てのリスクと見なされる項目について心配が少ないが、家畜の福祉や食品の鮮度については最も心配していた。英国の回答者は食事による健康影響より経済危機による生活への影響を心配していて、食事が健康を損なうと回答したのは29%のみで他の国は48%だった。またメディアで何かが危険と報道されたらそれを食べないようにすると回答したのは7%のみで他の国の11%より低かった。
FSA主任科学者のAndrew Wadgeは、「私は英国人が食に関する恐怖を煽る話にあまり動じず、食べ物に楽天的であることを喜ばしく思う。食の安全について不必要に心配しないのは正しいと思う。一方消費期限の過ぎた食品を食べないとか生肉の細菌を拡散させない、十分加熱するといった食中毒予防対策に留意することは重要である。」